2004年09月28日

X50を勧める理由

小さいデジカメを買いたい、という方に、コニカミノルタのX50を勧めた。
ポイントは7つ。

1)CCDを光軸から外した位置に置き、光学ズームをカメラ内に設置した優れたアイデア
  → 結果、起動時にレンズ部が飛び出ず、また起動時間も速いこと(0.5秒起動)
2)起動スイッチがレンズカバーを兼ねていること
3)液晶が大きく、また縁取りが無いデザインのため、汚れても隅々まで簡単に拭き取れること
4)再生ボタンが独立していること
5)十字キーの左右ボタンに自分がよく使う機能を設定しておけること
6)切り替え操作なしで被写体から10cmまで近づいて接写できること
7)オートリセット「なし」が設定でき、各種設定値が電源オフ後も保持されること

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1)CCDを光軸から外した位置に置き、光学ズームをカメラ内に設置した優れたアイデア
  → 結果、起動時にレンズ部が飛び出ず、また起動時間も速いこと(0.5秒起動)
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屈曲光学ユニットと呼ぶらしい。これは数モデル前のDiMAGE Xに搭載された時に「すごい」と思った。
銀塩であれば、光軸上にフィルムを置くことがもっとも効率がよい(カメラサイズも含めて)という当たり前の構造を、
デジタルカメラであることを活かしてCCD配置を柔軟に考えた素晴らしいアイデアだと感じたから。
また、カメラ内部にズーム部を設けているので、起動時にレンズが出っ張るための時間が掛からない。
だからジェットスタートと称しているような高速起動が可能になっている。
とにかく、光学技術とアイデアが成しえたデジカメならではの構造、
しかもこのカメラの圧倒的なアドバンテージであるといえる。

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2)起動スイッチがレンズカバーを兼ねていること
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私は、1)その他に共感して、2004年の1月にX50の2つ前のモデル、Xtを購入した。
Xtでは起動ボタンが上部にあるのだが、これが小さくて押しにくいし反応が悪い。
X50ではレンズカバーをスライドさせることで電源がオンになる。
電源ボタンがとても大きく、しかも操作しやすく改良されたとも言える。
前モデルとの比較しなくても、このスイッチは使いやすい。
同様の電源スイッチ兼レンズカバーを搭載したデジカメは他社にもあるけど、
中にはスライド操作が思うようにできない、「?」なモデルもあるので注意。
X50のスライドカバーは操作しやすくて、とても具合がよいのである。
私が1998年に購入したオリンパスのデジカメ CAMEDIA C-840L もスライドカバー式だった。
(オリンパスではレンズバリア方式と呼ぶらしい:2004-09-29 追記)
とにかく、レンズカバーと電源スイッチが兼用になっているという合理性がいいよね。
ちなみに、C-840Lは単焦点レンズだったのでレンズは出っ張らず、カバーをスライドするだけで起動したが、
当時の上位機種 C-900 ZOOM はズーム搭載機だったので、スライドした後にレンズ部が飛び出す。
それはいいのだが、スライドカバーを閉じるときには、当然飛び出したレンズ鏡銅にカバーが当たるのだ。
カバーがレンズ鏡銅に当たってからレンズの沈胴が始まり、レンズがカメラに収まるのを待ってから
カバーを最後まで閉じるという作業が必要だった。
もちろん、当たっても問題ないように設計されていたのだと思うが、そうだとしても
カバーがレンズ鏡銅に当たる、ということが思想的に嫌だったのでC-840Lにした。
同様の仕様をもつデジカメは現在でも多く存在しているけど、私はどうも馴染めない。
X50は1)によってレンズが飛び出さないため、カバーを閉めるときも一気に操作できる。
しかもズームを搭載できているという点で素晴らしいのである。

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3)液晶が大きく、また縁取りが無いデザインのため、汚れても隅々まで簡単に拭き取れること
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実際に使う時には、液晶画面部の汚れは必至。指紋は必ず着くものである。
液晶部の周囲に立体的な縁取りがあると、液晶の隅の汚れを拭き取るのがとても大変な作業になる。
そのような構造になっているものを私は「額縁」と呼んでいるが、このポイントは重視すべきだと思っている。
X50は液晶部が一番高くなっていて、しかもフラットなのでひと拭きで汚れが取れる。
しかし、Xtは額縁タイプだった。購入時にこの点は気になったが、その他の機能がよかったので買ったのだった。
実際に使い始めるとやっぱり拭き取りにストレスがある。
X50の対抗馬としてパナソニックのLUMIXがあるが、これは額縁タイプ。
手ぶれ補正機能は圧倒的アドバンテージだが、液晶が額縁タイプというだけで、私は勧められないなあ

あれれ、何を勘違いしたか、LUMIX FX7、FX2は額縁タイプではありませんでした。
大型の液晶をフラットに配置していて、これも問題ありません。失礼しました。
手ぶれ補正機能という圧倒的アドバンテージもあるので、予算が許せばLUMIXもいいですね。

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4)再生ボタンが独立していること
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撮影、再生、ムービー撮影がひとつのボタンやスイッチになっているカメラが、コンパクトタイプには多い。
これもXtとの比較になるが、Xtはモード切換がひとつのダイヤルになっていた。
これが小さくてまた使いにくいのだ。
X50は撮影、ムービー撮影の切り替えがスライドスイッチになっており、とても操作しやすくなった。
しかも再生は独立したボタンになってとてもよい。
ただ、再生ボタンの位置がカメラを構えた時の親指の位置にあるので、不意に押してしまうことがありそう。
再生時にシャッターボタンを押すと撮影モードに切り替わるとなお素晴らしいと思うが、
それはテストしていないのでわかりません。
とにかく、独立した再生ボタンがあるというのはとてもよいと思う。

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5)十字キーの左右ボタンに自分がよく使う機能を設定しておけること
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この機能はXtの時からあって、さすがミノルタ、という印象。
ここには「露出補正」「ホワイトバランス」「カラーモード」「撮像感度」のいずれかを設定できる。
私はXtには「露出補正」を設定していて、これがとても便利なのだ。
X50では、初期設定時には何もアサインされていないようだが、是非「露出補正」を設定することを
お勧めしておきます。

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6)切り替え操作なしで被写体から10cmまで近づいて接写できること
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ズーム全域で被写体から10cmまで近づいて接写できる、それもマクロへの切り替えが必要ない。
これはとても便利。しかももっと近づきたいときはスーパーマクロに切り替えればいい。

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7)オートリセット「なし」が設定でき、各種設定値が電源オフ後も保持されること
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カメラにお任せの場合は、何か操作をしても電源を入れ直せば初期設定に戻る、
というのはそれはそれで便利だと思う。
しかし、自分仕様にカメラを設定したい向きには、このオートリセットは迷惑なもの。
Xtの時も、オートリセットをオフにでき、それも購入動機になったくらい。
特に、フラッシュの発光を禁止設定が電源を入れ直すたびにオートになったりしたら
それは使いにくいが、そういうカメラがコンパクト機には結構ある。
X50もオートリセット「なし」が設定できるという点がとてもいい。

などなど、X50はXtと比べても随分改良されて、とても良いカメラになっていた。

そうそう、X50を使う場合、デジタルズームはオフにしておきましょう。

Posted by shed at 2004年09月28日 03:59